技術研究部会

シビルセミナー (2012年)

2012年08月09日 [ 株式会社建設コンサルタントセンター 設計部 増田浩章 ]

第8回 コスト縮減を図ったプレジャーボート簡易浮桟橋の設計[PDF/1982KB]

清水港では、平成13年に「清水港・巴川におけるプレジャーボートの適正な利用に関する推進計画」を策定し、清水港および巴川に整備してきた暫定係留施設を、平成23年度完成を目的として、恒久係留施設に再整備を進めてきた。その一環として、折戸地区において、小型船溜まりとこれに附属する駐車場、緑地の計画整備(折戸ボートパーク)をしている。
本文は、清水港折戸ボートパークの整備事業において、従来仮設やイベント等に用いられている簡易な浮体構造物を、浮桟橋ならびに浮消波堤として使用し、コスト縮減を図った事例について報告するものである。
2012年08月09日 [ 株式会社日本地理コンサルタント 高塚文敏 ]

第8回 震災に強い地域経済の創造をめざして[PDF/1407KB]

共同溝は、自動車交通の激増に対処するため、車道の掘り返しを規制し、道路に占用する公益物件(電気、電話、工業用水、上水道、下水道 など)を効率的にかつ機能的に整理集約し「道路構造の保全と円滑な道路交通の確保」を図り、道路の有効利用、各施設の維持管理の合理化、都市景観の向上、防災上重要なインフラである。
この度我が社が、静清共同溝内に、本県で初めて工業用水道管を布設するための基本及び実施設計を担当したので、その概要及び課題と対応を報告する。
2012年08月09日 [ 株式会社富士測量事務所 設計部 久保田達也 ]

第8回 廃棄物【管理型】最終処分場の計画立案から建設工事着手まで[PDF/528KB]

1.事業主体の株式会社富士環境保全公社
平成9年10月1日設立
静岡県有数の工業都市として発展してきた富士市において、適正な廃棄物最終処分場の確保は重要な課題でした。これに取り組む事業主体は、地域住民の理解と信頼を得ることが不可欠であるため、富士市と富士市内の企業及び富士商工会議所,関係団体の共同出資による第3セクターとして(株)富士環境保全公社を設立し、適正な廃棄物の埋立処分事業等を実施する事としました。
2012年08月09日 [ 昭和設計株式会社 太田和雄 ]

第8回 みちづくりの現場より[PDF/8048KB]

工事は、その規模が大きくなると、幾つかの工区に分割され発注される。この分割された各工区の品質を同一レベルに保つには、工期が限られている中での工区間調整に高度な調整能力が必要とされる。また、工区数が多いため工程管理能力も要求される。本事例は、全15工区に分割され18箇月の期間で完成させる高架橋工事の施工管理委託として、コンサルタントが土木工事の管理に携わったものである。
2012年08月09日 [ 株式会社フジヤマ 技術部 まちづくり室 鈴木加奈子 ]

第8回 歴史文化資源を活かした公園づくり[PDF/950KB]

歴史的価値の高い建造物や、過去の人々が刻んだ痕跡である遺跡、そこでの祭礼行事などの歴史や伝統を反映した人々の生活は、地域の歴史文化を物語る重要な要素である。しかしそれらは、戦争と戦災復興、高度成長期の都市更新、維持管理にかかる手間と費用の膨大さ、高齢化や担い手不足等により失われつつある。
「歴史文化資源」を文化財指定の有無に関わらず、地域の歴史や文化、伝統を伝える有形・無形のものとして捉えると、地域の歴史文化を直接語りかける歴史文化資源を見直し、それらを活かしたまちづくりを行うことは地域に生きる人々が精神的な拠り所を再発見するという意味において極めて重要である。
一方、公園の計画には、区域内だけでなく、広く都市内で公園が果たすべき役割や可能性を確認し、事業を実施することが求められる。遺跡がある公園の場合、その歴史的な価値を保全・活用することにより、公園の質の向上、地域の質の向上に重要な役割を果たすことが期待できる。
本報告は、地域にとって歴史的及び都市施設として重要な意義を持つ中心市街地に立地する城跡を中心とした都市公園の再整備について、平成22年度に浜松市で実施した浜松城公園歴史ゾーン整備計画を事例に紹介するものである。浜松城は、城下の町割を含め、浜松の礎を築いた歴史・文化のシンボルである。しかし、城跡の一部を有する浜松城公園は、その価値・魅力を十分発揮しているとは言えない。拡張する浜松市の中で浜松城・浜松城公園は、市民の心の拠り所となることが期待されている。そのため、本計画は、浜松城公園の歴史的魅力を向上させることを目的として、基本構想、発掘調査、市民の要望を反映して、公園区域と城域が重なる歴史ゾーンの将来像を設定し、具体的な整備計画として策定したものである。
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