技術研究部会

シビルセミナー(2015年)

2015年11月13日

第11回技術研究発表会の開催報告

第11回技術研究発表会
平成27年6月24日(水)
静岡県コンベンションアーツセンター・グランシップ11階会議ホール風(静岡市駿河区池田79-4)
2015年06月24日 [ (株)駿河調査設計 勝又 日出男 ]

河川特性にあわせた魚道の設計 ―魚のすみよい川づくりをめざして―[PDF/3660KB]

 二級河川鮎沢川は、富士山東麓(御殿場市の西側)を源流とし、御殿場市を東方向に縦断、小山町を北側方向に横断して神奈川県境へ流れる全長L=15.75km(流域面積A=184km2)の河川であり、滝沢川、野沢川、須川、馬伏川などの支川が合流している。
 今回は、当該河川の0.8K付近~2.7K付近(駿東郡小山町生土~藤曲)において既存の直壁型落差工に対して魚道を設置する計画が策定され、弊社にてこれに伴う測量設計を実施した事例について紹介する。
2015年06月24日 [ 静岡コンサルタント(株) 芹澤 和幸・大沼 郁俊 ]

『安全で円滑な交通結節点』整備と『熱海らしさ』を感じさせる空間整備 “JR熱海駅前広場整備について”[PDF/1190KB]

 熱海は海岸に近接した市街地と、その背後に広がる緑豊かな山々が織りなす美しい景勝という観光資源に恵まれ、温泉資源を主軸とした日本を代表する魅力的な国際観光温泉文化都市である。
 熱海市は、「住むひとが誇りを、訪れるひとが感動を、誰もが輝く楽園都市 熱海」を総合計画の将来都市像に掲げ、JR熱海駅前広場の再整備を行っている。本業務は、観光地熱海の「顔」となる公共交通の利便性向上と活気ある都市の玄関口として、新生熱海を代表するプロジェクトである。
2015年06月24日 [ (株)蓮池設計 小田切 道人 (株)白岩設計 吉本 健 ]

モンゴル国の現状と上下水道事業等について[PDF/546KB]

 昨年2014/10/15~10/22 の8日間にわたってモンゴル国の下水道施設の現地調査に参加してまいりました。
 参加メンバーは静岡県交通基盤部都市局生活排水課の職員橋ヶ谷氏、西村氏、久木田氏の3名、常葉大学社会環境学部小川教授、静岡県建設コンサルタンツ協会からは株式会社白岩設計の吉本、株式会社蓮池設計の小田切、以上6名が参加し、他には現地通訳のD.アルタン氏、現地ドライバーを加えた合計8名で行動を共にし、調査をしてまいりました。
 現地調査を行いましたモンゴル国の上下水道施設としては、人口100 万人以上の都市となっていますウランバートル市の公営中央下水処理場、他にはウランバートル市から約750km 離れたドルノゴビ県ザーミン・ウード市の下水処理場施設、水道水源施設及び現在建設中の水道浄水場、また、ウランバートル市から約500km 離れたサインシャンド市の下水処理場を調査してまいりました。
2015年06月24日 [ 不二総合コンサルタント(株) 殿岡 敬浩・高橋 直也 ]

(国)152号災害応急測量設計業務(釜沢) ~災害復旧における測量・設計業務の迅速化・効率化に関するICTの実証~[PDF/6710KB]

 平成26年8月15日の集中豪雨により浜松市天竜区龍山町瀬尻釜沢地区の国道152号西側斜面において、高さ50m、幅20mに渡り斜面崩壊が発生し、約1,000㎥の土砂が流出し、通行不能となった。
 この路線は、佐久間・水窪地域への主要路線であるので、迅速な対応が必要であるが、地盤が脆弱な上、多くの転石が確認されており、測量調査を実施するのに困難な状況にあった。また、当該路線は平成24年度より道路防災事業として事業化され、対策が検討されていることから、恒久的な対応も必要とされる箇所だった。
 そこで、迅速且つ効率的に現地データを取得するための測量調査方法について、国土交通省が推進する「ICT技術を用いた災害復旧の迅速化・効率化」を参考に実施した事例として、測量方法の紹介や設計業務への反映等、その実証結果を報告する。
2014年06月24日 [ (株)フジヤマ 川崎 明彦 ]

ため池基盤部の安全性の評価について ~ため池基礎地盤の弱点箇所を把握するためには!~[PDF/1650KB]

 本業務は静岡県湖西市大知波地内に位置する農業用ため池「豆川池」の堤体及び堤体基礎地盤の浸透流解析を実施し、浸透に対する安全性の評価を行ったものである。
 「豆川池」は平成21年度に実施設計業務にて耐震を含めた改修設計が行われたが、再度、基礎部においての安全性の確認が必要となった。ため池の基礎部において支持力はあるが透水性がある沖積砂礫層と、不透水層であるが支持力が期待出来ない砂泥層が互層となって存在した。ため池の基礎地盤においては、十分な地耐力と許容漏水量以下となる安全な不透水層が必要であることから、本業務では、これらのトレードオフになる地盤に対して安全性の検証を行った。
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